【脳がバグる】SFの「傾く家」が全米で大バズり!真面目な視覚錯覚が、なぜかLGBTQ+のネット大喜利に化けたワケ
アメリカ・サンフランシスコ(SF)の代名詞ともいえる、あの果てしなく続く急坂。そこでお洒落なヴィクトリア調の家々を撮影した、とある動画がネット上を騒がせています。
動画を見ると、まるでSF映画のワンシーンのように家々がグニャリと斜めに傾いて見えます。しかし解説文には驚きのファクトが。「これらは目の錯覚です。実際の家は、正しく垂直(Straight)に建てられています」。物理のバグを突いた真面目な雑学動画――のはずでした。ところが、これが大爆笑のネットミームへと変貌を遂げたのです。
大バズりの原因:「単語のチョイス」が爆薬になった
なぜこれが数百万回も閲覧される巨大ミームに化けたのか?理由は、解説文に使われた「Straight(ストレート)」という言葉のダブルミーニングにあります。建築用語の「垂直・真っ直ぐ」という意味が、ネット民の脳内で別の意味へと一瞬で変換されてしまったのです。
意味 ①
Straight(建築)
傾きがなく、地面に対して完璧に「垂直」「真っ直ぐ」である状態。
意味 ②
Straight(スラング)
セクシャリティにおける「異性愛者(ノンケ)」。歪みのない状態の対比。
サンフランシスコといえば、世界中のクィア文化を牽引する「LGBTQ+の聖地」。そんな街を舞台に「ここはストレートです」と言い切ってしまったが最後、アメリカのネット民たちがこの絶好のパスを見逃すはずがありませんでした。
【日本版に脳内変換】もしYahoo!ニュースのコメ欄だったら?
この「地域特性×言葉のダブルミーニング」という高度な海外の悪ノリ、日本人には一見伝わりにくいですが、日本の特定の街のカルチャーに置き換えると一発で理解できます。もし、日本のYahoo!ニュースのコメ欄にこの手の話題が降ってきたら、きっとこんな大喜利が展開されていたはずです。
言葉のレトリックが現実のカルチャーと衝突した時に生まれる、手加減なしのユーモア。真面目な風景動画すら一瞬でエンタメに昇華させる、これが現代のネットリアリズムの真髄です。
「新宿二丁目にある定食屋の紹介記事で『この店は一切の化学調味料の気配が無い、完全な【ノンケ(Noケミ)】です!』ってドヤ顔で解説された時と同じ空気感を感じる。嘘つけ絶対に隠し味(クィア)があるだろ!笑」
「京都のお茶屋の構造を真面目に『この建物は【表も裏も全く同じ(裏表がない)】、極めて素直な設計です』って紹介するようなもんやな。街のアイデンティティ(本音と建前)全否定やん。そら突っ込まれるわ。」
「秋葉原のビルを映して『住人も建物もすべて【垂直(直角・直球ノンケ)】に自立しています』って言われるようなものか。みんな二次元に傾いて(尊死して)るんだから、真っ直ぐなわけないだろっていうネット民の総突っ込みですね。」